明日は良い日

毎日が日曜日……シンプルに晴耕雨読。

ようやく動き出した令和4年

新年も明けて、早くも半月が経過しましたが、我が家はようやく新年が動き出した、といったところでしょうか。
4週ごとに抗がん剤の点滴治療を受けている夫の、昨年最後の治療は暮れの28日でした。
その前から痛みを訴えていましたが、大晦日を迎えた時にはさらに強くなり、痛み止めも処方されていましたがぜんぜん効果がなく、看ている方も切なすぎる年末年始となってしまいました。



年越し蕎麦もお雑煮もお節も、二人とも喉を通らないありさまでしたが、気分転換にと夫は元気をふり絞って、すぐ近くの氏神様への初詣には出向いたものの、ほとんど居間のソファーかベッドの中で耐えるのみの年末年始、辛かったことでしょう。
病院にも連絡しましたが宿直医が他の科のドクターで対応できず、主治医の診察が始まる4日をひたすら待つなか、4日早朝、恐れていた発熱です。
普段から「38度以上に発熱したら即、病院にくるように」と言われています。
しかも痛み止め(解熱剤)を飲んでいての発熱です。
夫の脇に立つ身体に震えが起き、何度も何度も深呼吸をしてそれを必死で鎮め、病院に向かい、けっきょく緊急入院となりました。


CTやMRI検査で痛み止めが効かなかった原因も分かり、そのための治療も始まって若干痛みも緩和され、退院したのは13日の午後。
入院の日は病室まで行けましたが、その日の夕方から県の方針で面会できなくなり、ラインのビデオ電話や、必要なものを届けた時に病室から見える場所で携帯電話で話しながら手を振ったりして、お互いに元気づけ合った10日間です。



退院から3日が過ぎた今日、二人ともなんとか落ち着きを取り戻し、ようやく新年が動き出したように感じます。
病気が見つかって、治療がスタートして5年半経過。
今回のように辛い日々が再び訪れるだろうことは否定できませんが、穏やかな暮らしが1日でも長く続いてくれるよう、共に頑張っていく気持ちを再確認し合った令和4年、2022年のスタートです。

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