大きな声で「おはよう」、小声で「おやすみ」
朝起きて、布団の中でスマホをチェックしたりぐずぐずしてから最初にやることは、家中の雨戸やカーテンを開けること。
物置となっているかつての子供部屋も、使っていない部屋も、とりあえず光や風を入れる。
それから着替えをし、階下に降りる。
下でも同じ。まずは雨戸やカーテンを開ける。大声で「おはよう」と呼び掛けながら夫の部屋(仏間)のふすまを開ける。その日の第一声だ。
仏壇をサッと拭き、花の水を替え、お水とご飯を供え、線香をあげお鈴を鳴らし、お坊様によると、夫は17年かけて仏様になるための修行中らしいので、「今日も頑張ろうね」と手を合わせる。

そして1日が始まる。
今の時期はとにかく畑仕事、庭の手入れに追われ続けている。2時間3時間と集中してクタクタになることもあれば、15分20分の細切れ時間を何度も繰り返したり…。
昨日は空きスペースに枝豆と児玉スイカ苗を植えた。
ここ2~3年、何も育てずにいたスペースが結構あったが、土というのは使ってこそ良い状態を保てるということを、いまさらながらに気づかされたのだ。

さらに夕方にはアマゾンに注文していた「園芸用剪定バサミ」が届いた。
今使っているハサミの切れが悪く、私自身の腕の力も弱くなってきているせいか、あまりにも難儀なのだ。
「切り口最高! 三種類選択 切断径67mm SK5高級炭素刃物工具」などと説明書きがあってもさっぱり分からないが、この春に枯れてしまったツツジの直径3cm程の枝がスパッと切れたから、作業ははかどりそうだ。それだけ注意も必要ということ。心して取り掛かろう。

1日が終わる。
暗い仏間に「おやすみ~」と小さく挨拶。
「おぅ、おやすみ!」の返事を期待し1、2秒耳を澄ますが、修行で疲れ切っているのか返事はない。