明日は良い日

毎日が日曜日……シンプルに晴耕雨読。

かなりちっぽけな幸せだけど……

昨日、立ち寄ったファミレスで一人ランチした帰り、めったに行かない100均の「セリア」に寄ってみた。
日頃はダイソーオンリーだから、品揃えも違っていて、見るもの触るものとても新鮮。

そしてふと目についたのがお弁当のバンド。
今使っている弁当箱は、多分40年くらい前に「ミスタードーナツ」のポイントで貰ったもの。明るい紺色で小判型の2段重ね。蓋には、星の王子様を連想させる少年と犬が描かれていて、私と共に2度の引っ越しをしている。



シニアである私の“社会”も、少しずつ動き始めたみたいに感じる。
それを一番感じさせてくれるのが、ボラ活動とそれに付随・波及する行事や企画の多さで、先日、めったに作ることが無いお弁当のことを書いたが、なんだか、早起きしてお弁当を作ることが増えそうな気がする。




ということで、目に入った瞬間にもう購入を決めてしまった
いや、お弁当作りがめったになくても、多分、買っただろうな!。
描かれたネモフィラのブルーと紫のゴムバンドがなんとも爽やかで、私好み。


箸は45年前にサンリオでパートをしていた時に購入した「ザ ボードビルデュオ」のエディとエミィ。箸袋は銀行からの頂きもの。







かなりちっぽけな幸せだけれど、次のお弁当持参の時を待つワクワク感は、とんでもなく大きい。
そんな単純極まりない自分が好きでもある!

Happy ❤ Valentine’s day ❤❤

ボラグループの定例会があって、引き続き朗読劇の練習があって、帰宅したのは午後3時近かった。
しかも、めったにない朝からご飯を炊いてのお弁当づくり。
塩ジャケ、牛肉とゴボウのしぐれ煮、ホーレンソウバター炒め、スナップエンドウ、甘い卵焼き、刻み梅干し。
ブログには手の込んだ豪華なお弁当がたくさんアップされていて、質素な写真を載せるのはためらいもしたけれど、めったにないことだし、記録しておこうと思う。


仲間達との昼食時、全員が自分の作ってきたお弁当を「美味しい、美味しい」と言いながら食べていた。
ほんと、自分で作ったお弁当ってどうしてこんなにも美味しいんだろう!





クタクタで帰宅するなりソファーでウトウトしていたら、“ピンポーン ”が鳴った。半分眠ったままドアを開けると、それぞれがラッピングされた小袋を持った隣家のLuちゃん、Keちゃん、koちゃんの3姉妹。
「ハッピーバレンタイン♪」と小袋が差しだされ、「バレンタインチョコ作りました。おじいちゃんの分もあるから、あげてください」と声を揃えた。
葬儀で夫と最後のお別れをしてから、「おじちゃん」だった夫を、3人は「おじいちゃん」と呼ぶようになった。
「おじいちゃんの分もあるの? きっと喜ぶよ、ありがとうね」と、思わずウルウルときて、声が震えた。



3人の手作りチョコレート。
可愛い! おしゃれ!
きれいにデコレーションされて、なんて素敵なんだろう!
しばらくは、ただただ見とれてしまった。
もちろんおじいちゃんには、すぐお供えした。
3人娘と仲良しだったものね。
3人娘、可愛がっていたものね。
いつも気にかけていたものね。
3人娘達も、今でもおじいちゃんのこと、大好きみたいだよ。
良かったね!


3人娘のお母さんに「あまりに素敵で、もったいなくて食べられないわ」とラインすると、長姉のLuちゃんから「嬉しいです。でもちゃんと食べて下さい」と返信が…。
まさに、Happy ❤ Valentine’s day でした。

「私の本棚」新刊

「私の本棚」に加わった1~2月の新刊4冊。
あらすじは表紙カバー裏面より。私は、この大雑把に書かれたあらすじを読んで選ぶことが多い。


●「アンドクター」 聖海病院患者相談室 藤ノ木優
聖海病院で研修医として働く綾瀬凪沙は、患者に寄り添う医者になるという理想と現実のギヤップに戸惑っていた。当直中に採血した患者の左腕に痺れが残り、凪沙は患者の恋人から医療ミスだと責め立てられる。助っ人として現れた患者相談室の神宮寺の手腕で激昂する患者たちは宥められたものの、彼は凪沙に対して「お医者さまの対応で裏方が苦労する」と辛辣で……。
新米医師×医者嫌いの非医師の成長を描く感動の医療ドラマ!



読み終わって★★★★★。
振り返れば、理想と現実のギヤップって私にはあまりなかったような。そもそも理想を持たなかったのかな? 関わってきた職場的に、自分の仕事を頑張ってやっていればそれで良し、それ以上に意欲を出せばそれも良し、仕事熱心なのは当たり前の時代だった。
著者は現役医師さんだとか。この頃の医療現場を垣間見ることができたのは良かった。


●「ミッドナイト・バス」 伊吹有喜
故郷に戻り、深夜バスの運転手として働く利一。子供たちも独立し、恋人との将来を考え始めた矢先、バスに乗車してきたのは、16年前に別れた妻だった。会社を辞めた長男、結婚と仕事で揺れる長女。人生の岐路で、忘れていた傷と向き合う家族たち。バスの乗客の人間模様を絡めながら、家族の再出発を描いた感動長編。




読み終わって★★★★★。
伊吹有喜さんは大好きな作家。特に「BAR追分シリーズ」は大好きで、何度も読み返している。
「おいおい、どっちにもいい顔するとどっちも不幸になるよ」、と言ってやりたいけれど、そうせざるを得ない心情も理解できるし、自分に重ねてしまった場面も多々。自分の親たちもきっとそうだったように、親になるというのは重いことです。


●「外科医島へ」泣くな研修医6  中山佑次郎
半年の任期で離島の診療所に派遣された、31歳の外科医・雨野隆治。島ではあらゆる病気を診なければならず、自分の未熟さを思い知る。束の間の息抜きを楽しんだ夏祭りの夜に、駐在所の警官から電話が。それは竹藪で見つかった身元不明の死体を検死してほしいという依頼だった___。現役外科医が生と死の現場をリアルに描く、シリーズ第6弾。




読み終わって★★★。
シリーズ1~5は読んではおらず、いきなり6からスタート。こちらも著者は現役外科医さん。分業で選んだ診療科だけに特化する今の医療現場で学んできた研修医が、少しずつ成長していくが、ベテラン医師との二人体制に、とりあえずは安心して読み進めることができた。


●「アンの娘リラ」赤毛のアンシリーズ8 松本侑子新訳
アン48歳、第一次大戦が始まり息子3人が兵隊として欧州の戦場へ。出征を見送り、激戦が報じられる不安な日々、赤十字の活動をして、家族の無事を祈る。そして悲劇、感涙の復員。アンの娘リラの視点で描く戦争と銃後の暮らし、リラの成長と甘い恋。日本初の全文訳・訳註付アン・シリーズ完結の第」8巻。地図と写真入り。




読み終わって★★★★★。
「赤毛のアン」シリーズは、19世紀のアン・シャーリーの誕生と少女時代から、20世紀のアン・ブライス50代まで、半世紀を超える女性の生涯とカナダの激動の時代を描いた壮大な小説。
私の中では村岡花子訳が不動の1位だが、今回買い揃えた松本侑子さん全文訳は、村岡さんが本に残せなかった部分も全て掲載されており、分かりやすい訳、多くのページを割いた訳註など、ファンには垂涎の新訳だと思う。。
村岡さん訳の本はもうボロボロ、しかも変色してしまっているが、「私の本棚」の一等地に静かに鎮座している。

雪…雪…雪

雪予報。
関東地方も、かなり大変なことになるかもとの予報。
夕方辺りからだろうと思いのんびりしていたら、お昼過ぎ、え? 雪? が降り始めた。
と思ったら、あれよあれよという間にどんどん降り出してきた。
大変! 冷蔵庫に何もない。
パンも牛乳も卵も昨日で食べきっている。
週1の筋トレが終わったら買い物にとおもっていたのに……。
慌てて防寒コートを着、一番近いスーパーに向かった。
買い物を終えて出たら、なんと、ワイパーが動かないほど積もっている。
手で雪を払って、とにかく慎重に慎重に、運転に集中して帰宅した。
なにしろ運転嫌い、運転怖い、運転したくない私。一人になってそうも言っていられなくなり、最低限の運転はする。せいぜい週に1~2回、近くのスーパーまでだけど。



長靴を出し、物置から6~7年前だったか、前橋気象観測所始まって以来という大雪が降ったときに購入したスコップや長靴を出し、昨日プランターに移植した大量の花苗にシートをかけ、畑や庭の見回りに…と動いた。
その間も雪は勢いを増して降り続き、辺りがどんどん白に覆われていく。
その様子をスマホで捉えて家に入った時には、雪まみれ、悴んだ指のちぎれそうな痛みに半べそだった。



嵩を増していく表の雪を眺めながら、ブログサーフィンでもしようとMuragonにアクセスすると、「緊急システムメンテナンス中、よろしければ姉妹サイト“ブログ村”をどうぞ」と表示された。
クリックしてみた。
「hatsuyukiのブログ15,640位」と出た。
初めて知った、ブログ村における自分のブログ「明日も良い日」の順位。
表示圏には程遠いと思って見たこともなかったけど、へぇ~、15,640位でも表示されるんだね~。




夜も11時をすぎたが、それからずっと降り続いている雪。
テレビでは、雪国の人が言う「箒で掃ける程度の雪」に右往左往の様子を伝えている。
有難いことに、食料も確保した私はこのまま数日は、引きこもり状態でもなんら問題はない。

ふたたびの思い出の虫干し

寝室に行くまで(かなりの夜更かし派)のほとんどを過ごすのは、居間と、続いているキッチンのどちらか。
部屋が暗いのが好きじゃないため、夕方から夜11時、12時まではどちらも電気を煌々とつけ、暖房もファンヒーターと石油ストーブと、時にエアコンも使っている。
しかし、さすがに光熱費の高さが気になって来たこの頃、10時を過ぎるあたりからはキッチンのみで過ごすようになった。
キッチンにはテレビがないから、夜はラジオを聴いて過ごすことが多い。チューニングは変えないから、常時NHK FM。


一昨夜だったか、思わずラジオに耳が、目までもが釘付けになった。
30代の頃から夢中で聞いていた「ブルース・スプリングスティーン」の、あのダミ声が聞こえてきたからだ。
もう何年も聴いていないけれど、「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」から始まったファン歴は長い。1985年4月だったかな、初来日の代々木オリンピックプールでのコンサートにも行った。1,800円も出して買ったプログラムを、ステージに夢中になっている間に盗まれてしまった悔しい思い出もあるが、エネルギッシュな熱いライブだった。
その後、「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」以前のLPや新しいアルバムCDを聴きまくったのを覚えている。



諸々の事情からここ数年は音楽から離れていて、その間にオーディオ機器が次々故障し、今はCDを聞くことができない。
でも亡くなる前に夫が、イジェクト部分が壊れてしまったCDデッキとプレーヤーを繋いでくれていたから、LPは聞くことができることに気づいた。
これは嬉しい。
ボン・ジョヴィやガンズ&ローゼス、そうそう、ローリング・ストーンズとかも聞けるじゃないか。
何よりも、吉田拓郎、かぐや姫、長渕剛、五輪真弓などなどの、今ではかなりのノイズがはいってしまったLPを聞けるじゃないか。



さっそく自室にこもって、LPをキャビネットから取り出して、再びの思い出の虫干し。