明日は良い日

毎日が日曜日……シンプルに晴耕雨読。

三浦暁子著「太郎の嫁の物語」…ビジネス社

今まで読んだ本の中で5本の指に入る「好きな本」「印象深い本」の1冊、曽野綾子著「太郎物語 高校編・大学編」。
とにかく古い。
35年前?
40年前?
定かではないけれど、30代だったと思う私には、主人公の太郎君がとにかく面白くて魅力的だった。
その後、年齢を積み重ねる中でもその気持ちは変わらず、何度読み返したかわからない。



著者の曽野綾子の小説と言えば「砂糖菓子が壊れるとき」「天井の青」しか知らない。かつて1度は読んだはずだが、今だったら、おそらく手にすることはない類の本だろう。
太郎物語以降かなり年月を経てから、「魂の自由人」「老いの才覚」「靖国で会うということ」「百歳までにしたいこと」等を購入したが、諸々に対する曽野さんの考え方が好きで、ほとんど手にすることが無かったジャンルなのに、曽野綾子著に限っては、いつの間にか数冊にもなっている。


「太郎の嫁の物語」は、その太郎物語のモデルと言われている曽野綾子の一人息子・三浦太郎氏の妻である暁子さんのエッセイ集だ。
1,760円という値段に躊躇しながらも購入したのは、新聞の書評はもちろんのことだが、あくまでもモデルであり実際の人物ではないと分かっていても、あの魅力的な太郎君のその後を知りたい「のぞき見」的な興味に尽きる。




今日その本が届いた。
第1章 まずは、夫・太郎
第2章 次に、祖父・逸雄と祖母・小イシ
第3章 そして、義父・三浦朱門
第4章 それから、義母・曽野綾子
第5章 最後に、私たち家族


結婚してからずっと、私は夫とその家族に驚き続けてきた。実家とはあまりにも違うタイプの家族を前に、何度も息をのみ、「いったいこの人達はどうなっているのだろう」と仰天した。
帯にはこう書かれている。

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