明日は良い日

毎日が日曜日……シンプルに晴耕雨読。

花苗定植したのに、無情な!


暖かかった数日前、発砲スチロールにバラ蒔きしてから、ポットに移植して育てていた花苗を、もう大丈夫と判断し、そこそこ大きくなってきたゴデチア(いろまつよい)、キンセンカを各20本ずつ畑に定植した。
な・の・に……作業途中から空模様が変になり、植え終わった頃には冷え込みと風と小雨が。そして、ほとんど雪など降らないはずの当地に降雪予報まで出た。


↑ キンセンカ  ↓ ゴデチア



どうして? 
いったい今年はどうなっちゃってるの?


花を種から育てるのは初めてなので、昨年11月頃に種蒔きしてから、大事に大事に面倒を見てきた苗。よく分からないけれど、雨はともかく雪はまずいだろう。まだまだ細い茎が折れたり、凍ってしまったら一大事。
小雨がふりだした中、慌てて寒冷紗でトンネル掛けをした。


↑ キンセンカ  ↓ ゴデチア  元気に咲いてくれたらこんな感じになるはず



夜11時頃、予報通り降り出した雪が、窓から覗くとすでに辺りを白く覆っていた
再び、どうして? いったい今年はどうなっちゃってるの?
でも、とりあえずは寒冷紗をかけておいて良かった。ホッとした。


それから5日目。ゴデチアもキンセンカも元気にしている。もちろん、トンネル掛けはそのままだ。
さらに、庭のあちこちにこぼれ種から発芽している夥しい数のスノーポールを、畑の2ヶ所に移植。
鉢やプランターに移植して既に咲き始めているスノーポール。まだまだ発芽がひっきりなしで、嬉しいけれど困ってもいる。もう少ししたら、畑の数ヵ所に丸い塊り風に移植しようと思うけれど。

こんな日は手仕事(?)でも…

持病のある身、どんなに気持ちが盛り上がろうとも心のままに畑仕事に精出すのはやめている。後が怖いから、休み休みと決めている。
そんな事情の先日、外は強風で冷え込みも厳しかったので1日中家籠りになったのだけれど、どうしたことか、読書は飽きたし、テレビも面白くないし、ソファーでゴロゴロも気が乗らないし(ゴロゴロほど至福なのに)と、やることが見つからない。
仕方なくボー――ッとしていたら、「着せ替え人形“フィル”と“パティ”の洋服を新調してやらなくちゃ」と、急に思いついた。虫食いカシミヤセーターを利用してで数年前に何着か作ったが、まだ袖部分がのこっていたはず、と。


で、始めた。
裁縫箱や古布箱を出し、メモ用紙に一応はデザイン画を描いたりして。
それにしてもセンスないな私って!
いや、センスはあるけど裁縫の力がないのよ…と、哀しい言い訳しいしい、なんとか出来上がったワンピース。
 


あらぁ、可愛いじゃん!
似合っているわ!
ローウエストの切り替えが上品かも!
と、めちゃくちゃ自画自賛。


※左側・パティは、数年前に作ったスーツを着ている。


「お母さんが死んだら、フィルとパティを形見にあげるね」と娘に言ったら、即「いらない!」と断られた。
数少ない着物は、すでに娘の手によってパッチワークになっている。
大したものではないけれど貴金属も「いらない」と言う。
まったく可愛げのない娘であるから、この子たちの行く末も心配だが、その日までは仲良くして行こう。

さあ、始まるよ…

さぁ、始まるぞ、令和6年の野菜育て。
近所の方に計算してもらったところ、我が菜園は53坪だそうな。
今年からスペースの3分の1ほどを花畑にする予定で、キンセンカ、ゴデチア、キンギョソウ、ヒエンソウ、ヒャクニチソウ、ダリアなどの花苗が既に育っている。


今が食べごろになっているのはブロッコリー、スティックブロッコリー、キャベツ、ホーレンソウ、ネギなど。
ただいま生育中はタマネギ、イチゴ、レタス、パセリ、ニラなど。




28日、近所の方にトラクターでの畑の耕起をお願いしたところ、10分? 15分? あっという間に土は深く掘り起こされた。
今回は畑の真ん中辺りに野菜が植えられているので、それらを除けながらの耕起となってしまい、トラクターは思うように動けずじまい。耕せない箇所が残ってしまったが仕方ない。






今日はジャガイモの畝づくりをした。
種芋は、キタアカリとメ―クイーンを各1㎏。これっぽっちでも食べきれないほどの収穫になるのは分かっているけれど、これより少量の種芋は売っていないのだ。それに、たくさん収穫出来たらやはり嬉しいから、全部うえてしまう。





昨年は、まるで草を育てているような何も植えていないスペースが半分ほどあった。
今年は種類を増やして、土を緑で覆いたいと意気込んではいるけれど、昨年と同じような暑さだったら、敢え無く挫折しそうな気もするが、「野菜と花のノート」も用意し、なるべくそうならないように計画的にいこうと、今だけは張り切っている。

62年の時空を越えて

小さな改札口の前に一人の女性。
「あっ、Yさん!」


Tちゃんが駆け寄り、続いてYoさん、Hちゃん、Eさん、最後に私がもつれ込み、握手したり肩を抱き合ったり、互いの間の62年の時空を瞬間移動した。
Mちゃんのお店で合流予定だったから、そのハプニングも加わって、改札口前は6人のおばあちゃん軍団にしばし占領されていた。
(改札口前は私たちだけだったはずだが、どなたかご迷惑をおかけしていたらお詫びします)


3連休の最終日、小中学校で親しかった同級生7人の集まりが、仲間の一人・Mちゃん夫妻の営む寿司店であった。
あいにくの雨、強風、冷え込みの厳しい日だったが、何よりもみんなが大喜びしたのは、ご家族の病状で参加が危ぶまれていたYさんが参加できたこと。
Yさんとは、私とTちゃんは40年ぶり、Mちゃん、Yoさん、Hちゃん、Eさんに至っては中学卒業以来62年ぶりの再会。それなのに名前を呼び合ったその時から、揃って7歳~15歳の故郷の幼馴染みに戻った。




1クラス30人、併せて60人の同級生たち。小学校では1組・2組のいずれかになり、中学生になればA組・B組のどちらかに分かれたが、小学・中学の校舎は隣接していたから、編成替えがあってもそれほど気にならなかったように覚えている。
それでも、今日集まったのは「奇しくも」と言いたい、小学入学から中学卒業までの9年間、ずっと同じ教室で学んだ同級生たち7人。


Mちゃん夫妻に迎えられて始まった集まり。最初に、元気だったら今日この場に居たかもしれない、昨年に亡くなったNさんに献杯した。
話題が目まぐるしく変わるたびに小学1年生になったり、中学生になったり、またまた小学生に戻ったり、62年ぶりに耳にする同級生の名前に消えかけつつある面影を呼び起こしたり……。




4時間も居座って、参加者のほとんどが帰宅迄1時間半ほどかかる帰路につき、一番遠い私も6時20分に帰宅した。
元気に家に着いた旨をMちゃんにラインすると、「家に帰ってもあなただけは一人だから、ちょっと話そうかなと思って」とMちゃんから電話が入り、20分ほどお喋り。確かに私以外のメンバー全員にご主人がいらっしゃる。気遣いが嬉しくて「祭りの後の寂しさ」に襲われることもなく、一人の夜もなんのその、朝からの「楽しかったオンパレード」の余韻に包まれて、まずはコーヒーを落とした。

BS放映の「牟田刑事官事件ファイル」が好き!

BS5で放映の「牟田刑事官事件ファイル」を見た。
リアルタイムで見たことはなく、退職後から見るようになった数回のシリーズもので、BSにつきものの、何度も何度も再放送されているドラマ。なのに、ついついチャンネルを合わせてしまう。
主演は小林桂樹、その妻が津島恵子。
お二人とも既に亡くなられているし、登場する女優・俳優陣も亡くなっているか、とんでもなく若いかのいずれ。
ドラマを見ながら、「何が良くて何回もおなじのを見てるのさ?」と、ついつい自問している自分がいた。





多分、小林桂樹と津島恵子の演ずる夫と妻の、穏やかで、思いやりに溢れていて、互いを尊重し、分かりあっている姿、敢えて言うなら「静謐な愛」がたまらなく愛おしく思えるからかもしれない。
刑事物なので凄惨な場面もあるし、これでもかこれでもかと悪事を重ねる人間や卑劣極まりない人間もでてくるが、合間あるいは終盤、僅かに登場する二人の場面が、重苦しさを消してもくれる。




飽きもせず何度でも楽しめるのは、私の記憶力低下や、途中でウツラウツラしてしまうこともおおいに役立っているのだろうけれど……。





追記:いかりや長介の「法廷荒らし」「取調室」も、飽きもせず何度も見てしまう。
この二つを見続ける理由はわからない。