帯広から届いた魚たち
昨年2月、親友が生まれ故郷の帯広にUターンして、早1年ちょっとになる。
独身の彼女を心配して北海道に残る弟妹達が強く望んだことだったし、彼女自身も「何かそうさせるものがあったのかも」と言うように、思い切った選択だった。
そしてすぐに体調を崩し、3ヶ月後にはかなり進行した病気がみつかった。
「一人だけ東京にきて心配かけてきたから、少しでも手助けできたら」、と張り切っていたのに、「迷惑かけるために帰郷したみたい」と、心身の辛さに耐えている。
昨年7月には北海道でいっぱい遊ぶ約束していたのに、はたせないままになっている。
30年超の付き合いのなかで、もちつもたれつ、かばいかばわれ、助け助けられてきた無二の友。
海外旅行が大好きだった彼女は、旅からかえるごとにお土産を抱えて我が家にやってきたものだが、その友から、沢山の魚の干物が送られてきた。
遠く離れてしまった。
手渡しではもらえない状況になってしまった。
その現実が心に刺さってくる。
ぬり絵 今日の1枚