広報録音中止の決断
12日、小さな我が町でもついに母子のコロナウイルス感染者が出てしまいました。
利用者さんのことを考えるとなかなかふんぎりがつかなかった広報録音ですが、中止することに決めました。
私たちが活動している″音訳″は、文字や図、写真、絵などを声に変え、録音して、視力障がい者に提供するものです。
目の不自由な方の目の代わりをするものですから、録音時にはとても気を使います。
録音は4人体制。
一人が読み、一人が機械操作、残りが校正。
録音室はとても狭く、外の騒音を避けるため窓は締め切りです。
マスクをしたまま録音するわけにもいきません。
まさに″三密″状態で数時間作業するわけです。
そして全員がシニアのグループなのです。
親や孫の面倒をみたり、闘病中の夫がいたりします。
ボラ活動出来るのも、家族と自分がそこそこ元気なればこそです。
何をおいても、まずは自分と家族の身をまもるのが最重要です。
今日は広報15日号の録音日でした。
「15日号はページ数も少ないし、一人で大丈夫、お任せ下さい」
そう言ってベテラン会員がお一人でやってくださいました。
一人作業がどれほど大変か、分かっているだけに頭が下がります。
つぎの5月1日号は休止になるけれど、今は1日も早い沈静化を祈るのみです。