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オシロイバナの香りが漂う
一昨年、ネッ友さんにオシロイバナの種をどっさりいただいた。
庭のあちらこちらや畑にプランターに蒔いた種は発芽率が良くて、秋にはたくさんの種も取れた。
そして今年。
その種を畑の道路沿いや塀際に蒔いたら、なんとなんと、まさか昨年のこぼれ種からあれほど大量に発芽すると思わなかった。畑がオシロイバナの苗のすさまじい蜜状態となってしまったのだ。
可愛そうだけど仕方ない、大きく育てた数の何倍もの苗を抜いたけれど、それでも畑の周り中がオシロイバナ。
地味だけど可憐な風情のオシロイバナ。
数が多いから次から次と咲き続け、この夏いっぱい、いやまだまだ楽しませてもらえそう。
香りがまた良い。
これだけの数がありながら決して主張しすぎることもなく、爽やかな心地よい香りを、そっと漂わせている。
16～17年借りていてようやく土も良質となり、安全安心野菜作りを楽しんでいた前の畑を、太陽光パネル設置のため地主さんに返却せざるを得なくなって、あらたに借りた今の畑。
愛着のあった畑を返却したあとでなんとなくイマイチ感があったけれど、イチゴ、トマト、ナスやキューリ、ピーマンなど夏野菜の周りで、そっと咲き続けている姿を見ているうちに、新しい畑に気持ちが寄り添い始めてきたように思うこの頃、せっせと種を摘んでいる。