明日は良い日

毎日が日曜日……シンプルに晴耕雨読。

つまらない日には読書

とか言いながら、楽しい日だって読書だけど。


退院してわずか半月で、再び夫が入院して4日になります。
一人になると、とたんに“無気力”になる情けない私です。



二人暮らしの向かいのソファーに座る人はいないし、コーヒーカップも一つ。
おやつも食べたくないし、テレビをつけるのもめんどくさい。
なんだかんだとお喋りな夫婦ですから、一人で無口に過ごす時間の寂しさ・つまらなさといったらありません。
面会禁止で病院に行くのもかなわない今、そんな状況のなか、のらりくらりダラダラと家事をしたあとの昨日・一昨日は、ひたすら読書に明け暮れていたように思います。


※ほしおさなえさんの新シリーズ「言葉の園のお菓子番」。
連句会という初めて覗いた世界は決まりごとが山ほどあって、それが良く分からなくて、珍しくもかなり疲れてしまいました。


※同じくほしおさなえさんの「紙屋ふじさき記念館」。和紙が主役の物語でシリーズの4冊目「故郷の色 海の色」。この巻では、ほしおさんの代表作となっている「活版印刷三日月堂」が登場したり、記念館の存続問題がクローズアップされます。


このシリーズ1冊目の「麻の葉のカード」は、組子障子のことなど。
2冊目の「物語ペーパー」は、和紙や蝋引きのことなど。
3冊目の「カラーインクと万年筆」は、祝儀袋などに使われる水引や、カラーインクのことなど。
今、ほしおさんは凄い勢いでいろいろ書いています。本は自分の本箱に持っていたい私は、そのほとんどを持っているけれど、やはり「活版印刷三日月堂」が一番好きです。


※大好きな本「桜風堂ものがたり」は「星をつなぐ手」で完結しましたが、この本は番外編というのでしょうか、ファンタジー色をやや強く、桜風堂ものがたりの登場人物を別の角度から捉えているので、その人物に厚みが出たように感じました。


そして、ようやく食事らしくなった一人の夜ご飯。
セリと絹ごし豆腐油いため、びんちょう鮪のぶつ切り、作り置きの切干し大根、若芽ととろろ昆布の味噌汁。


食事をきちんと摂ると気力も湧いてくるようです。
明日は夫の居ぬ間の寝室を大掃除をしましょう。

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