明日は良い日

毎日が日曜日……シンプルに晴耕雨読。

普通の一日の中の「特別」。

裏が川と河川敷と畑。
間に大規模なサイクリングロードが横たわるせいか、冬季の我が家ときたらまれに穏やかな朝を迎えても、太陽が上がりきる頃には風が吹き始めるのが常です。
その風の強いことと言ったら泣きたくなります。
それも徐々に暖かくなり、お彼岸の頃になるとだんだん吹かなくなります。
ただし、一番吹いてほしい猛暑の真夏にはそよとも吹かないという天邪鬼。
まったくやり切れません。



春分の日の今日は珍しく終日、無風でした。
「ジャガイモの様子を見て来よう」とか言いながら、夫が畑の見回りに出かけたのを機に、私も、暖かく穏やかな陽気に誘われて、まだそれほど伸びてはいなくても目にうっとおしくなってきた、庭と花壇の草取りに取り組みました。


一仕事終えてJAへ。
まずはお米を精米し、次にハーブ苗を3鉢(レモンバーム、スペアミント、ローマンカモミール)購入しました。
畑半分を花壇にする計画がありますが、その前に試験的にハーブを植えてみようかしらと思ったのです。
そして、出かけついでにファミレスでランチを済ませて帰宅。



少し休んで、ふたたび家の脇から裏側へと草取りを進めました。
午前と午後と合わせると、3~4時間。
指先が痛くなってきたところでやめて、ハーブ3種をとりあえずプランターに植え込み、今日の外仕事は終わりました。
その後はドリップコーヒーをゆっくり落として、録画ドラマを見ながら昼寝です。



昨年11月終わりの頃から、夫婦二人の通院以外はこれといった予定のない毎日、というか予定を立てられない日々を過ごしています。
今日もまったく普通の1日ではありましたが、そういう日常の中の「特別な1日」でもありました。
なぜならば、私が草取りに勤しんでいる間、なんと夫は畑の草取りに精を出していたのです。
闘病に前向きに取り組んでいる夫ですが、痛みに苦しめられっぱなしのこの数ヵ月でしたから、作業をしている姿がなんとも楽しそう。
「これだけ抜いたよ」と、草の山を指しながら満足気に笑う表情の明るさは、いつ以来のことでしょう。
ようやく暖かくなってきました。
「特別な1日」「特別な時間」を探すのも、寒い冬よりはずっとずっと見つけやすいかもしれません。

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