闘病中の夫は4週に1度の抗がん剤点滴治療で、点滴後の2週間は重病状態、時に緊急入院。その後の２週間は、病人なりの元気復活です。
その病人なりに元気な２週間によくやるのが、ダッチオーブン料理です。

夫の身体に病気が見つかるまで、私たち夫婦はキャンプが趣味で、道の駅等のPキャンやキャンプ場でのテント泊をベースに、山登りや里歩きを楽しんでいました。

その時のお供がダッチオーブンで、調理は夫の担当でした。
キャンプに行かなくなった今も、ダッチオーブンを良い状態で保存しておきたいからと、いろいろ作っています。
このお鍋、還暦祝いに私がプレゼントしたものですが、私はいっさい触れていません。

今回は「やわらか煮豚」を、私の姉へのプレゼントとして作ってくれました。
10月に遊びに来てくれた時にご馳走したところ、肉好きなのに歯が悪くて我慢することが多い姉は、楽々と食べられたものだから大喜びで、「柔らかいね」「美味しいね」を連発でした。
「あんなに喜んで貰えるんだったら、また食べてもらいたいよ」といそいそと調理に取り組む夫。蒸し焼きにしてから煮込むので時間（120分）も手間もかかりますが、出来上がりのとろけるような柔らかさとお味は最高です。

煮豚を作り終えてから焼き芋も作って宅急便で発送、明日の午前中には到着です。
姉の喜ぶ顔が浮かびます。

ダッチオーブンは後始末が大変です。
疲れの見える夫でしたが、最後までしっかり片づけて満足気。
私は、かなり無理をしただろう夫の様子をしっかり注意です。